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グラフ 不妊症
I.卵胞径計測法
著者: 斉藤英和1 佐藤文彦1 平山寿雄1 斉藤隆和1 広井正彦1
所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.596 - P.599
文献購入ページに移動月経開始後卵胞発育刺激を行う前に経腟プローベにて卵巣の状態を検査している。時々黄体化した嚢胞を認めることがある。この時は卵胞の発育刺激をしても卵胞の反応が遅いことが多かったり,正常卵胞の発育と間違える可能性があり,その月経周期には卵胞刺激はせずに,次の周期に再度卵巣の状態を検査し嚢胞が消失していれば卵胞刺激を行う。また傍卵巣嚢胞,卵管水腫(図1),チョコレート嚢胞(図2)等の水様性腫瘤の存在の有無を確認しておくと,排卵日近くになって卵胞の発育をモニターする際に卵胞と間違うことが少ない。
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