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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻7号

1988年07月発行

生涯研修セミナー 子宮筋腫

腹式単純子宮全摘術のコツ

著者: 関場香1 江口勝人1 林耀庭1

所属機関: 1岡山大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.670 - P.675

文献概要

 子宮筋腫は婦人科外来を訪れる患者の5〜10%を占め,また剖検例では30歳以上の婦人の約20%に認められると言われており,最も頻度の高い良性腫瘍であり,婦人科領域における代表的な疾患の一つである。子宮筋腫は良性ではあるが腫瘍であるため,その発生部位,大きさによっては,妊孕性の障害,つまり不妊,流早産の原因となる一方,月経の異常や尿路障害あるいは壊死,感染などの続発性変化が発生し,様々な障害を来して,患者の健康を損ねる結果となる。子宮筋腫の治療は外科療法が主であるが,年齢,挙児希望の有無,症状などにより,症例に応じて,術式を決定することが重要である。本稿では子宮筋腫において,腹式単純子宮全摘術の適応とその術式について述べることとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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