icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻7号

1988年07月発行

症例

卵巣腫瘍を伴った子宮頸部adenoma malignumの1例

著者: 楠山洋司1 吉田恵1 細道太郎2

所属機関: 1和歌山労災病院,中検 2和歌山労災病院,産婦人科

ページ範囲:P.685 - P.687

文献概要

 卵巣benign serous cystadenomaを伴った子宮頸部adenoma malignumの1例を報告する。患者は46歳,無月経にて来院。子宮頸部擦過細胞診はクラスⅢ(異型の弱い腺細胞)であった。子宮筋腫と右卵巣腫瘍の診断にて子宮および右附属器切除術を施行した。術後組織診断は,子宮頸部adcnoma rnalignum (Stage Ib),子宮腺筋症および右卵巣benign serous cystadenomaであった。患者は,術後約5年の現在再発もなく外来通院中である。子宮頸部adenoma malignumと卵巣腫瘍の合併につき,考察を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら