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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科42巻8号

1988年08月発行

特集 産科DIC

病因と病態

急性妊娠脂肪肝

著者: 水上尚典1 玉田太朗1 安田是和2 広田紀男3

所属機関: 1自治医科大学産科婦人科学教室 2自治医科大学一般外科学教室 3自治医科大学第二病理学教室

ページ範囲:P.719 - P.723

文献概要

 急性妊娠脂肪肝(Acute Fatty Liver of Pregnancy,以下AFLP)は高率にDICを合併し,母児共に予後不良の疾患である1,2)。臨床経過は急激で黄疸がある場合が多いのでしばしば劇症肝炎や他の消化器系疾患と誤られる場合がある。本疾患の存在を知りまたその性格について知れば救命率の向上につながると思われるので本論文では肝炎が疑われたため治療が遅れた2例ならびに分娩後に発症した1例について詳述し,AFLPの性格,診断,治療等に言及する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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