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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻1号

1989年01月発行

臨床研修セミナー 多胎

Overview

排卵誘発による多胎

著者: 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.51 - P.54

文献概要

 白人における多胎妊娠の頻度はHellinの概算式80n−1(nは胎数)で示され,双胎は80回に1回,品胎は6,400回に1回の割合とされている。多胎妊娠の頻度は人種によって差が大きく,黒人では高く,黄色人種では低く120〜150回に1回の割合である。しかも双胎についてみると,1卵性双胎の頻度は人種間に差がなく,双胎の発生は2卵性双胎の頻度に依存していることが分かっている。
 排卵誘発剤の普及は,これ迄挙児が期待できなかった不妊婦人に,治療により妊娠の喜びを得させることができるようになったが,その副作用として多胎妊娠の増加がもたらされた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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