文献詳細
特集 高感度ホルモン測定法と臨床応用
オキシトシン測定の産科的意義
著者: 牧野恒久1 元山鎮雄1 萩庭一元1 永井孝1 菅原正人1 鈴木英明1 中山陽比古1 飯塚理八1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.937 - P.943
文献概要
オキシトシンに関する国際会議は,最近では1984年にカナダのLac Beauportと1988年わが国の箱根で開催されている。これらの会議に出席してみると,オキシトシン研究の裾野の広さに驚かされる。現在,オキシトシンの研究は測定法,生合成,神経内分泌支配による分泌機序,作用機序,行動・情動との関連などさまざまな方向へ発展していることが窺える。本稿ではオキシトシンの測定法と広い意味での生殖生理作用を中心にまとめてみた。
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