文献詳細
臨床研修セミナー Sexual Medicine
文献概要
性行為によって感染する病気が性病(venereal discase,VD)より性感染症(sexually transmitted disease,STD)という名称になったのは,性行為によって感染する病原体が多種存在していることが明らかになったからである。以前は梅毒,淋病,軟性下疳,鼠径リンパ肉芽腫症の4種の病気が性病予防法で定められて,性病と呼ばれていた。近年医学の進歩に加え,性に関する認識が変って性行為が多様化し,時代の流れとしてSTDという概念が国際的に定着して,多くの疾患がリストアップされている。
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