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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻11号

1989年11月発行

臨床メモ

子宮外妊娠に対する薬剤の局所注入療法

著者: 貝原学1

所属機関: 1帝京大学市原病院産婦人科

ページ範囲:P.1054 - P.1054

文献概要

 子宮外妊娠の治療法は,一般に開腹手術によって妊娠部の組織を切除するか妊娠産物を除去するかのいずれかが行われている。このような手術療法は術後の長い時間に亘る療養を必要とし,またその後の妊孕能に対して悪影響を及ぼすことが多い。
 子宮外妊娠に対する非観血的な治療法として,メソトレキセートを全身的に投与する方法が試みられ,効果が認められている。しかしこの方法は,メソトレキセートによる重篤な副作用が20〜30%の頻度で発生するという欠点を有し1),さらに,次回の妊娠に於いて児の先天性奇形の発生頻度が増加するという報告もなされている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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