文献詳細
臨床研修セミナー 早産
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文献概要
早産は,未熟児,感染など我々が周産期に直面する問題を多く含んだ疾患であり,抗生物質,steroidの使用,tocolysisなど管理に関してだけでもかなりcontroversialな点が多い疾患である。切迫早産管理の面では塩酸リトドリンなど選択性の高い子宮収縮抑制剤が臨床応用されるようになり,また,regionalization,人工サーファクタントの臨床応用などにみられるような未熟児医療の進歩に伴い,以前にはintact survivalが得られなかったpreterm infantに対してかなり期待が持てるようになった。
早産の原因は単一ではなく幾多の原因が絡み合って起こる場合が多いが,最近では,未破水にかかわらず絨毛羊膜炎が先行し産生されたプロスタグランディンによって子宮収縮が発来するというような概念が定着しつつある。今まで原因不明とされていた早産にも少なからず先行感染があったものと推測される。いずれにせよ,いくつかの原因の可能性を考慮しつつ,十分にその病態を検討,把握することが重要であろう。
早産の原因は単一ではなく幾多の原因が絡み合って起こる場合が多いが,最近では,未破水にかかわらず絨毛羊膜炎が先行し産生されたプロスタグランディンによって子宮収縮が発来するというような概念が定着しつつある。今まで原因不明とされていた早産にも少なからず先行感染があったものと推測される。いずれにせよ,いくつかの原因の可能性を考慮しつつ,十分にその病態を検討,把握することが重要であろう。
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