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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻11号

1989年11月発行

臨床研修セミナー 早産

preterm PROMと早産管理

著者: 千村哲朗1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科教室

ページ範囲:P.1095 - P.1099

文献概要

 preterm PROMの発生は,極小未熟児の管理が進歩した現在においてもその管理法で多くの問題を未解決のまま残している領域の一つといえる。とくに妊娠32週前で出生体重1,000g以下の児に対する妊娠中の管理法は,未熟性と感染との2大因子による影響が問題となる。
 母体側からみれば,絨毛羊膜炎の管理・子宮収縮抑制が薬物療法の面から重要であるが,一方,胎児側からみれば肺成熟度と胎内感染,肺の解剖学的異形成(肺低形成・Wilson-Mikity症候群など)羊水過少に伴う治療が胎外生活への移行時期と娩出法で問題となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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