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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻12号

1989年12月発行

特集 治療最新のトピックス

周産期

血液型不適合妊娠の抗体除去療法

著者: 松浦俊平1

所属機関: 1愛媛大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1168 - P.1169

文献概要

Ⅰ.概念
 近年,重症の血液型不適合妊娠に対して抗体除去法(antibody elimination)が試みられている。これは病因となる抗体に対応する抗原陽性赤血球を吸着剤として,血漿分離装置で分離された母体血漿中の赤血球抗体を免疫吸着により除去し,処理の終わった自己血漿を再度母体循環に返還するという方法である。また,このように処理した血漿を冷凍保存しておき,次回の血漿交換時の置換液として用いる処理後凍結自己血漿(processed  autologous fresh frozen plasma)による方法も行われている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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