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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻12号

1989年12月発行

特集 治療最新のトピックス

周産期

産科DICの救急処置

著者: 太田孝夫1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1178 - P.1179

文献概要

Ⅰ.概念
 産科DICの治療用として最も新しく導入された薬剤の1つにアンチトロンビンⅢ(ATⅢ)製剤がある。
 ATⅢは肝臓で産生される分子量約59,000の糖蛋白質で,α2グロブリンに属し,血中に約30mg/dl存在する血液凝固阻止物質である。ところが,血管内で何らかの原因により血液凝固性が亢進すると,ATⅢは急激に消費され,その血中濃度は低下し,DICは進行する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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