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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻12号

1989年12月発行

文献概要

特集 治療最新のトピックス 腫瘍

卵巣癌の維持化学療法

著者: 金沢浩二1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1196 - P.1197

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Ⅰ.概念
 卵巣癌の治療において,近時,抗癌化学療法はきわめて重大な役割を担うようになった。手術療法,照射療法との併用による寛解導入化学療法induction chemothe—rapyの重要性は,既に周知のごとくである。一方,このような効果的治療によって寛解に至る症例が増加するにつれて,いわゆる維持化学療法maintenance chemo—therapyの必要性が論じられつつある。維持化学療法とは,元来,臨床的にcancer freeとなり,寛解と判断された症例にたいし,その寛解状態を維持し,再発を予防することを目的に施行されるものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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