文献詳細
文献概要
特集 治療最新のトピックス 腫瘍
癌のマルチサイトカイン療法
著者: 竹内正七1
所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.1198 - P.1199
文献購入ページに移動 サイトカインCytokinesとは,細胞が産生するタンパク質で,細胞調節活性をもつ一連の物質をいう。従来,リンホカイン,モノカイン,インタロイキン,インターフェロンなど種々の名で呼ばれてきたものである。生体の全体にわたる種々の細胞から産生され,多くの生理的反応や疾患の病態生理に関与している。したがって,いろいろの疾患の治療への応用が期待され,ことに,癌の治療への期待は極めて大なるものがある。
近時,癌のBRM療法の一つのあり方として,マルチサイトカイン療法が注目されている。これは,種々のサイトカインが遺伝子組み換え法の応用によって量産されるようになったことと,細胞性免疫学の進歩により,癌にたいする細胞性effector機構の解明が進み,細胞間の対話に関与する各種サイトカインがかなり明確にされてきたことによる。
近時,癌のBRM療法の一つのあり方として,マルチサイトカイン療法が注目されている。これは,種々のサイトカインが遺伝子組み換え法の応用によって量産されるようになったことと,細胞性免疫学の進歩により,癌にたいする細胞性effector機構の解明が進み,細胞間の対話に関与する各種サイトカインがかなり明確にされてきたことによる。
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