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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻12号

1989年12月発行

特集 治療最新のトピックス

感染

ATL母児感染防止法の進歩

著者: 一條元彦1

所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.1202 - P.1203

文献概要

Ⅰ.概念
 HTLV‐Ⅰキャリア妊婦より出生した児に母乳哺育を行うと,母乳中のHTLVⅠプロウイルスDNAを含むリンパ球が児に移行するため,児の30〜70%はキャリア化する(表1)。そこで,HTLV‐Ⅰの経母乳感染を防止する方法として,(a)人工乳哺育もしくは,(b)−20℃ 12時間の凍結解凍処理母乳を以て哺育することが行われるが,何れの方法でも全く感染が防御される成績を得ている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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