icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻12号

1989年12月発行

特集 治療最新のトピックス

感染

クラミジア感染症の治療

著者: 菅生元康1

所属機関: 1長野赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.1212 - P.1213

文献概要

Ⅰ.概念
 クラミジア感染症はテトラサイクリン,マクロライドなど,有効とされている抗生剤の経口投与により比較的容易に治癒しうる。最近ではニューキノロン系抗菌剤の有用性も認められつつある。産婦人科領域におけるクラミジア感染症の現状における問題点は,多くの感染患者がいろいろな症状を訴えて受診しているにもかかわらず,正確な診断が行われていないことにある。また感染があっても無症状のことも多く,周産期や不妊診療ではスクリーニング検査の導入が必要と考えられる。さらにクラミジア子宮頸管炎は典型的なSTDであるためsexual partnerの加療を並行して進めないと完治は期しがたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら