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特集 治療最新のトピックス
感染
文献概要
Ⅰ.概念
分娩周辺期の感染では,早産・正期産を問わず卵膜・羊膜腔内の感染(絨毛羊膜炎)が,母体・胎児・新生児感染症の面からみてその臨床的意義が高い。
絨毛羊膜炎の治療にあたっては,その感染の進行状態が母体・胎児にとって予後を決定づけるといえるが,娩出前の状態では分娩時期と娩出法(経腟分娩か帝王切開分娩)を考慮しなければならない。また胎内感染による新生児感染症や産褥期の骨盤内感染症の発生に連動する点から早期診断による適切な化学療法が要求されよう。
分娩周辺期の感染では,早産・正期産を問わず卵膜・羊膜腔内の感染(絨毛羊膜炎)が,母体・胎児・新生児感染症の面からみてその臨床的意義が高い。
絨毛羊膜炎の治療にあたっては,その感染の進行状態が母体・胎児にとって予後を決定づけるといえるが,娩出前の状態では分娩時期と娩出法(経腟分娩か帝王切開分娩)を考慮しなければならない。また胎内感染による新生児感染症や産褥期の骨盤内感染症の発生に連動する点から早期診断による適切な化学療法が要求されよう。
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