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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻12号

1989年12月発行

文献概要

特集 治療最新のトピックス 感染

感染症とエンドトキシン

著者: 吉田昌男1 稲田捷也1 平田陸正1 鈴木美幸1 遠藤重厚2

所属機関: 1岩手医科大学細菌学教室 2岩手医科大学高次救急センター

ページ範囲:P.1224 - P.1226

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 強力な広域抗生物質の出現と細菌検査が時日を要することから,感染症の治療に際して起因菌不明のまま抗生物質が漫然と投与されることが多い。しかし新生児特に未熟児や成人でも重症な患者においては,正確な早期診断と適切な無駄のない治療が救命のため強く望まれている。血中エンドトキシン(Etと略記)の定量のために開発されたトキシカラー1)とエンドスペシー2)(ともに生化学工業)を組み合わせて用いることにより,グラム陰性菌および真菌感染を非常に早く(2時間)診断できる。本稿ではこの方法を用いた我々の成績について述べ,本特集の意図を達したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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