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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻2号

1989年02月発行

トピックス

妊娠初期に双胎と診断されたが妊娠経過中に1児が消失してしまう症例(vanishing twin)/子宮内膜症は妊孕性を障害するか

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.124 - P.124

文献概要

 ヒトの場合には子宮が真中に1個存在しており,他の哺乳類の如く双角でないために通常1個の妊卵が着床すると考えられている。一方,排卵誘発剤が多く用いられるようになり,多胎妊娠の頻度も増加してきているが,圧倒的に多くは単胎の妊娠である。
 最近,超音波断層法が広く応用されてくるにつれて,妊娠初期に2個観察された妊卵のうち少なくとも1個が途中で消失したとか1),双胎の妊娠が出産時には単胎になっていることが多いなど多くの報告が出てくるようになり,これを1児消失双胎妊娠(vanishing twin)というようになってきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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