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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻3号

1989年03月発行

グラフ 生殖生理と走査電顕

Ⅲ.卵管内膜の部位別ならびに周期的変化

著者: 椹木勇1 神谷敬雄1 田中正明1 河田泰彦1 近藤良介1

所属機関: 1関西医科大学産科学婦人科学教室

ページ範囲:P.206 - P.207

文献概要

 卵管は卵の補捉,輸送,受精の場,受精卵の輸送と多彩な機能を有する重要な臓器の一つであるが,卵管全体の極めて巧緻な構造や機能は勿論のこと,内膜上皮のみをとりあげてもなお十分に解明されていない。光顕的に卵管内膜上皮は次の4種類の細胞より構成されている(Novak et al.1979)。
 1.線毛細胞ciliated cell:microvilliと多数の線毛をもつ細胞であり,各月経周期に応じて数および形態的変化を呈し,分泌期にはアポクリン分泌様に膨隆すると報告されているが,その機能とともにまだ十分解明されていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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