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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻3号

1989年03月発行

指標

卵巣ならびに胎盤の機能分化とその調節—特に成長因子の細胞レベルでの直接作用を中心として

著者: 丸尾猛1

所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.209 - P.224

文献概要

 近年,生殖生理の中で卵巣ならびに胎盤の機能分化ならびに機能発現と成長因子の関連が注目されるようになっている。
 甲状腺機能異常婦人や糖尿病婦人では高率に卵巣機能障害の合併を伴い1)〜8),特に甲状腺機能異常婦人においてはたとえ妊娠の成立がみられても高い流産率を示すことが臨床的事実としてよく知られている9)。これらの事象は甲状腺ホルモンならびにinsulinが卵巣あるいは胎盤の機能発現と機能維持に密接に関与していることを示唆するものであるが,これらの成長因子の卵巣あるいは胎盤への直接作用の詳細はなお明らかではない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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