icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻3号

1989年03月発行

文献概要

臨床研修セミナー 思春期

思春期早発症と遅発症の治療

著者: 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.273 - P.277

文献購入ページに移動
 思春期に入ると,間脳‐下垂体‐卵巣系の機能が活動しはじめ,身長の急速な伸びとともに乳房の発育,陰毛の発生などの第2次性徴が認められ,やがて初経の発来をみる。思春期の期間は,現在では8〜9歳頃から17〜18歳頃までになっている。
 思春期の発来が異常に早くなったものを「思春期早発症,preco-cious puberty」と呼ぶ。日本産科婦人科学会の定義では,乳房発育が7歳未満,または陰毛発生が9歳未満,初経が10歳未満で発来したものをいう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?