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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻4号

1989年04月発行

文献概要

指標

律動的および持続的GnRH刺激によるgonadotropin分泌に関する研究

著者: 植村次雄1 松山明美1 白須和裕1 木村昭裕1 並木俊始1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.311 - P.320

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 すべての動物と同様,ヒトにおいても卵巣機能は律動的に分泌されるgonadotropinによって調節されている。この律動的なgonadotropin分泌はgonadotropin放出ホルモン(GnRH)の下垂体門脈への律動的分泌によって起きている。このGnRHの律動的分泌は下垂体機能にとって必要であり,1時間に1回の生理的頻度からの逸脱は卵巣機能の障害をもたらす1)。GnRHは視床下部下垂体卵巣系の鍵を担うホルモンであり,このホルモンの律動的分泌の調節機構やその作用は生殖内分泌上重要でありながら,まだ不明の点が多く,これらのことに関して研究してきたことについて本稿で述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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