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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻4号

1989年04月発行

トピックス

体外受精・胚移植(IVF・ET)による妊娠成功率の低い原因

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.402 - P.402

文献概要

 体外受精・胚移植(IVF・ET)はわが国でも広く行われるようになってきたが,その妊娠成功率は依然低く,比較的高いとされているアメリカ・Norfolkでさえ,患者対でみると25〜35%,移植回数対でみると15〜20%にすぎない1)
 しかし,折角妊娠したにも拘らず流産する例も多く,これは30%前後に認められる。この原因として考えられるものに多くの施設で用いられている性腺刺激ホルモン投与による卵巣の過剰刺激によるものか,卵の培養による条件が関与し卵自体が何らかの障害を受けているか,あるいは子宮内膜における着床のタイミングのずれなどが考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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