文献詳細
特集 超音波診断—最近の進歩
超音波診断法と画像処理—胎児立体視への試み
著者: 馬場一憲15 佐藤和雄1 坂元正一1 岡井崇2 水野正彦2 石井繁夫3 古川俊之4
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科 2東京大学医学部産科婦人科学教室 3東京大学医学部情報処理室 4東京大学医学部医用電子研究施設 5現:東京大学医学部医用電子研究施設
ページ範囲:P.523 - P.527
文献概要
妊娠20週を過ぎると胎児の目鼻立ちもはっきりしてくるため,断層像で顔の部分を写しだすこともできる。一例として,図1に妊娠28週の胎児の顔の超音波断層像を示す。しかし表示画像は一見リアルであるが,実際には丸みを帯びている顔を平面という断層像で観察しているため,現実の顔の形からは,かけ離れたものである(図2)。
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