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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻6号

1989年06月発行

文献概要

臨床メモ

胎便吸引症候群の発生とその予防

著者: 貝原学1

所属機関: 1帝京大学市原病院産婦人科

ページ範囲:P.528 - P.528

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 胎便吸引症候群(meconium aspi—ration syndrome)は粘稠な胎便を混じる羊水が吸引され,胎児の気道が機械的に閉塞されたり,化学的な炎症が肺にもたらされるために発生すると考えられている。
 Carsonら1)は分娩後に児の気道の吸引を喉頭鏡下に十分に行うことによって本症の発生を減少させることができたと述べているが,それでもおよそ2%の頻度で発生している。しかも,本症による死亡率は40%と高く2),この15年間,その発生率に変化がみられていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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