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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻6号

1989年06月発行

特集 超音波診断—最近の進歩

心奇形の診断法

胎児心臓の描写法と診断の実際

著者: 施政庭1 岡井崇2 水野正彦2

所属機関: 1東京専売病院産婦人科 2東京大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.535 - P.541

文献概要

 超音波断層法の進歩は出生前診断を飛躍的に向上させた。その進歩は,特に胎児循環系の領域で著しく,最近では,形態の診断だけではなく,断層法による各部の描写を基礎にMモード法やドプラ法を用いた機能診断にまでその域を拡大している。しかし,それによって断層法による形態異常診断の意義が薄れることはなく,出生前に心奇形を診断することは的確な周産期管理を通して,必ず児の予後の改善につながる。
 したがって,妊婦検診の一環として胎児のスクリーニングを行う場合,心奇形の有無は是非チェックしておく必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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