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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科43巻6号

1989年06月発行

特集 超音波診断—最近の進歩

胎児循環動態の評価

著者: 佐藤昌司1 小柳孝司1 中野仁雄1

所属機関: 1九州大学医学部婦人科学産科学教室

ページ範囲:P.549 - P.554

文献概要

 近年における超音波診断装置の発達にともなって,ヒト胎児の循環動態が諸種の角度から観察できるようになってきた。そのなかには,Bモード法による心循環器系の形態診断,およびMモード法を用いた心機能の評価も含まれるが,ごく最近の本領域の関心の的は超音波ドプラ血流計測法による胎児心血行動態の解析である。
 このような背景をふまえ,本稿では超音波ドプラ法に焦点を絞り,本法を用いた胎児心血行動態に関する現在までの成果とその生物学的な意義を,諸家の報告を参照しながら解説を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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