文献詳細
症例
子宮頚部CISに合併した頚部transitional cell inverted papilloma様ポリープの1例
著者: 楠山洋司1 射手矢巌1 細道太郎2 馬渕義也2 横田栄夫2
所属機関: 1和歌山医科大学第二病理学教室 2和歌山労災病院産婦人科
ページ範囲:P.105 - P.107
文献概要
66歳女性が不正出血のため受診,子宮頸部にほぼ全周性に通常のCIS病変と有茎性ポリープを認めた。後者はCISと連続性はなく,組織学的にtransitional cell inverted papi—lloma様変化を示した。
本例は子宮摘出後3年経過するも再発はなく,組織像からも悪性度は極めて低い腫瘍と考えられる。
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