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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻11号

1990年11月発行

文献概要

特集 卵巣腫瘍の組織発生 Topics

Germ cell tumourの組織発生

著者: 佐々木寛1 寺島芳輝1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科

ページ範囲:P.978 - P.982

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 胚細胞腫瘍とは“胚細胞から発生した”と考えられる腫瘍群であり,原始生殖細胞から成熟した胚細胞になるまでのすべての時期に発生した腫瘍の総称である。このため卵巣胚細胞腫瘍の組織発生を理解するうえで,ヒトの受精卵の発生形態変化を把握することは,胚細胞腫瘍の分化度をとらえる上で極めて有用と考えられる。また,日本産科婦人科学会・日本病理学会共編の卵巣腫瘍新分類における胚細胞腫瘍の組織分類を理解するためには,ヒト受精卵の発生と対比することが近道と思われる。そこで本稿ではヒト受精卵の発生分化と比較しつつ論ずるものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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