文献詳細
臨床研修セミナー 外来診療指針
III.癌検診外来
文献概要
子宮頸癌の確定診断は組織診断であるのは言うまでもないが,病理医が責任をもってくれるのは生検の小さい地点のみであり,それ以外の全領域については婦人科医が診断の責任を持たなければならない。最近は集団あるいは個別の検診が普及し,初期癌および異形成の症例が多く発見されるようになったので,スクリーニングに続く頸癌検診は婦人科医によるコルポスコピーが軸となって,詳細かつ系統的に進められなければならない。
掲載誌情報