文献詳細
臨床研修セミナー 外来診療指針
III.癌検診外来
文献概要
近年,子宮体癌は著しく増加していることから,昭和62年度より,老人保健法(老健法)による子宮体癌検診が実施されている。
とくに,高危険群(ハイリスクグループ)の設定によって,これまで罹患率が子宮頸癌のおよそ1/10と考えられていた子宮体癌は,検診による発見率が,ほぼ子宮頸癌と同率となり,子宮体癌検診には,未だ多くの問題点が残されている1)。そこで,子宮体癌検診について実施方法といくつかの問題点について述べたいと思う。
とくに,高危険群(ハイリスクグループ)の設定によって,これまで罹患率が子宮頸癌のおよそ1/10と考えられていた子宮体癌は,検診による発見率が,ほぼ子宮頸癌と同率となり,子宮体癌検診には,未だ多くの問題点が残されている1)。そこで,子宮体癌検診について実施方法といくつかの問題点について述べたいと思う。
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