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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻12号

1990年12月発行

特集 最新治療薬ガイド1990

Ⅰ.腫瘍治療剤

5.子宮筋腫のホルモン療法

著者: 堂地勉1

所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1056 - P.1057

文献概要

 子宮筋腫は婦人疾患の中でもっともポピュラーな疾患である。その治療は手術療法が一般的であり,子宮全摘術が最も広く行われている。しかし,未婚の症例や不妊症を合併した症例,あるいは手術ができない症例では取扱いが難しい。
 子宮筋腫がなぜ発生するかは必ずしも明確でないが,閉経になると子宮筋腫が縮小するという事実や,妊娠やpillの服用により逆に増大するという事実からエストロゲンの関与があることは確実である。このことから最近,子宮内膜症患者に臨床応用されているGnRHagonist や Danazolを子宮筋腫に応用する試みがなされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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