文献詳細
特集 最新治療薬ガイド1990
Ⅰ.腫瘍治療剤
文献概要
□次硝酸ビスマス(BSN)
1.対象と処方例
シスプラチン(CDDP)を中心とした癌化学療法が広く実施されるようになり,嘔吐対策と並んで腎毒性防御が重要となってきた。従来より大量の補液によりCDDPが惹起する腎機能低下は防止し得ると考えられて来た。より安全,より少ない補液,患者拘束の短縮化,さらに可能であればより多量のCDDPを投与する目的のために次硝酸ビスマスが投与される場合がある。
1.対象と処方例
シスプラチン(CDDP)を中心とした癌化学療法が広く実施されるようになり,嘔吐対策と並んで腎毒性防御が重要となってきた。従来より大量の補液によりCDDPが惹起する腎機能低下は防止し得ると考えられて来た。より安全,より少ない補液,患者拘束の短縮化,さらに可能であればより多量のCDDPを投与する目的のために次硝酸ビスマスが投与される場合がある。
掲載誌情報