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特集 最新治療薬ガイド1990 Ⅱ.婦人科一般用の治療剤
3.術後排尿障害治療薬
著者: 佐長俊昭1
所属機関: 1小倉記念病院泌尿器科
ページ範囲:P.1068 - P.1068
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1.対象と処方例
日常診療において,広汎性子宮全摘除術および直腸切断術をうけた患者の神経因性膀胱に伴う排尿障害には,しばしば経験することがある。
この神経因性膀胱による排尿障害はさけることの出来ない合併症であるが,これを軽減するには,骨盤神経叢を膀胱枝まで温存する必要がある。不幸にして,術後神経因性膀胱を合併した場合,泌尿器科的諸検査の上で,臭化ジスチグミン(ウブレチド)が,効果をあげることがある。
1.対象と処方例
日常診療において,広汎性子宮全摘除術および直腸切断術をうけた患者の神経因性膀胱に伴う排尿障害には,しばしば経験することがある。
この神経因性膀胱による排尿障害はさけることの出来ない合併症であるが,これを軽減するには,骨盤神経叢を膀胱枝まで温存する必要がある。不幸にして,術後神経因性膀胱を合併した場合,泌尿器科的諸検査の上で,臭化ジスチグミン(ウブレチド)が,効果をあげることがある。
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