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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻12号

1990年12月発行

特集 最新治療薬ガイド1990

Ⅳ.周産期用薬剤

子宮収縮抑制用漢方薬

著者: 千村哲朗1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1094 - P.1094

文献概要

□当帰芍薬散1.対象と処方例
 切迫早産における子宮収縮抑制剤を東洋医学の面から考察すると安胎薬の概念のなかに求めることができる。安胎薬とは金匱要略に記載されているごとく「婦人懐妊,腹中瘀痛,当帰散主之」に代表されるが,婦人が妊娠し激しい腹痛を訴える場合に当帰散を処方する意義は,現代産科学での子宮収縮抑制剤に相当する。当帰散は現代漢方では,当帰芍薬散がその組成が類似し,トコライシスとしての効果が期待できる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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