icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻12号

1990年12月発行

特集 最新治療薬ガイド1990

Ⅳ.周産期用薬剤

4.分娩誘発と陣痛促進用薬剤

著者: 兼子和彦1

所属機関: 1葛飾赤十字産院

ページ範囲:P.1096 - P.1097

文献概要

□プロスタグランディンF,PGF
1.対象と処方例
 対象は妊娠末期における分娩誘発と陣痛促進である。
 分娩誘発の適応は妊娠中毒症,前期破水,糖尿病・腎疾患などの合併症妊娠,過期妊娠,子宮内発育遅延,Rh不適合妊娠,絨毛・羊膜炎など母・児の危険が疑われるとき,子宮内胎児死亡のほか社会的適応であり,陣痛促進の適応は微弱陣痛に限られる。相対的禁忌として前置胎盤,胎位異常,臍帯下垂・脱出,帝王切開・筋腫核出既往例,子宮壁過度伸展(多胎妊娠・羊水過多症),頻産婦,先進部が骨盤入口に嵌入していないときなどがあげられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら