文献詳細
特集 最新治療薬ガイド1990
Ⅳ.周産期用薬剤
文献概要
□ウリナスタチン(多価タンパク分解酵素阻害剤)
1.対象と処方例
DICではショックを伴うことが多い。ショックになると末梢循環不全により,アシドーシス,血液粘度の上昇,血流停滞,slugging,血栓形成となり,DICは悪化してくる。ウリナスタチンには抗ショック作用があるためDICでショックを伴う循環不全に使用される。また,タンパク分解酵素の活性化を抑制する効果もあるため循環状態も改善される。但し,抗凝固作用はないので他の抗凝固薬剤(ATⅢ等)を併用する必要がある。
1.対象と処方例
DICではショックを伴うことが多い。ショックになると末梢循環不全により,アシドーシス,血液粘度の上昇,血流停滞,slugging,血栓形成となり,DICは悪化してくる。ウリナスタチンには抗ショック作用があるためDICでショックを伴う循環不全に使用される。また,タンパク分解酵素の活性化を抑制する効果もあるため循環状態も改善される。但し,抗凝固作用はないので他の抗凝固薬剤(ATⅢ等)を併用する必要がある。
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