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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻12号

1990年12月発行

文献概要

特集 最新治療薬ガイド1990 Ⅳ.周産期用薬剤

14.IUGRの輸液療法剤

著者: 荒木勤1 岩下光利2

所属機関: 1日本医科大学産婦人科 2東京女子医科大学母子総合医療センター

ページ範囲:P.1113 - P.1114

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□マルトース・ヘパリン
1.対象と処方例
 マルトース・ヘパリン療法は胎児への栄養補給を改善することによりIUGR児の発育促進を促すために考え出された出生前治療である。適応は胎児への栄養障害が原因と考えられるIUGR症例で,妊娠中毒症やその他の母体疾患にIUGRを合併する症例を対象とする。従って,胎児の染色体異常や多発奇形によるIUGRは対象とならない。また,胎児の発育期間と体外治療の利点から考えて,妊娠36週以降は対象としない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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