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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻12号

1990年12月発行

文献概要

特集 最新治療薬ガイド1990 Ⅴ.内分泌・生殖領域の治療剤

16.内服排卵誘発剤

著者: 北井啓勝1 鈴木秋悦2

所属機関: 1社会保険埼玉中央病院産婦人科 2慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1150 - P.1151

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□クエン酸クロミフェン
1.対象と処方例
 最も多く用いられている排卵誘発剤である。排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発に用いる。プロゲステロンの投与により消退性出血の起こる第一度無月経,無排卵周期症,視床下部性無月経,および多嚢胞性卵巣による無排卵が対象になる。
 投与前に血中LH,FSH,プロラクチンを測定する。LHおよびFSHの高値となる卵巣性無月経,LHおよびFSHの低値となる下垂体性無月経,プロラクチンが高値となる視床下部のドパミン代謝異常はクロミフェンの適応ではない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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