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特集 最新治療薬ガイド1990 Ⅴ.内分泌・生殖領域の治療剤
16.内服排卵誘発剤
著者: 北井啓勝1 鈴木秋悦2
所属機関: 1社会保険埼玉中央病院産婦人科 2慶應義塾大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.1150 - P.1151
文献購入ページに移動1.対象と処方例
最も多く用いられている排卵誘発剤である。排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発に用いる。プロゲステロンの投与により消退性出血の起こる第一度無月経,無排卵周期症,視床下部性無月経,および多嚢胞性卵巣による無排卵が対象になる。
投与前に血中LH,FSH,プロラクチンを測定する。LHおよびFSHの高値となる卵巣性無月経,LHおよびFSHの低値となる下垂体性無月経,プロラクチンが高値となる視床下部のドパミン代謝異常はクロミフェンの適応ではない。
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