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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻3号

1990年03月発行

文献概要

症例

妊娠中期に急速に増大した胎児仙尾部奇形腫の1例

著者: 淡路正則1 吉田幸洋1 野島美知夫1 高田道夫1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.275 - P.278

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 先天性奇形腫は正中線上に好発し,その頻度は約40,000例の分娩に1例というきわめて稀な疾患である。これまでは出生時に発見されることが多かったが,近年,妊娠中の超音波スクリーニング検査により胎児診断が早期になされるようになり,また外科的治療も可能とされてきている。本症例は妊娠20週の超音波スクリーニング検査では認められず,妊娠26週に行った超音波スクリーニング検査で初めて発見されたのちも急速に増大し,そのため妊娠27週でターミネーションに至らざるをえなかった症例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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