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文献概要
特集 救急手技のポイント Ⅰ.基本手技
血栓治療
著者: 松尾汎1
所属機関: 1国立循環器病センター,内科
ページ範囲:P.310 - P.312
文献購入ページに移動Ⅰ.産婦人科領域での血栓症
周産期(妊娠・分娩・産褥)や婦人科手術後に血栓症が発生しやすいことが知られている1)。とりわけ下肢静脈血栓症(DVT→肺血栓・塞栓症)に注意が必要で,血栓発生の要因としてVirchowの3因(血流遅延,凝固亢進,静脈壁損傷。表1)が知られている。その他,経口避妊薬と動脈血栓の関連が指摘されている。
周産期(妊娠・分娩・産褥)や婦人科手術後に血栓症が発生しやすいことが知られている1)。とりわけ下肢静脈血栓症(DVT→肺血栓・塞栓症)に注意が必要で,血栓発生の要因としてVirchowの3因(血流遅延,凝固亢進,静脈壁損傷。表1)が知られている。その他,経口避妊薬と動脈血栓の関連が指摘されている。
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