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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻4号

1990年04月発行

文献概要

特集 救急手技のポイント Ⅱ.産科・婦人科

卵巣出血

著者: 平川舜1 椎名一雄1 矢野ともね1

所属機関: 1東邦大学,第一産婦人科学教室

ページ範囲:P.324 - P.325

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 卵巣出血とは,成熟婦人の排卵期出血,茎捻転,腫瘍,出血性素因などの明確な出血原因が認められない卵巣からの出血が腹腔に貯留した状態をいう。卵胞出血(卵胞表層血管破綻)と黄体出血(黄体破綻,黄体嚢胞破裂)があり,一般に後者が多い。急性腹症として来院することが多く,とくに子宮外妊娠,茎捻転,急性虫垂炎などとの鑑別を要し,ショック症状を呈する場合は,救急処置が必要となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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