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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻4号

1990年04月発行

文献概要

特集 救急手技のポイント Ⅲ.胎児・新生児

分娩麻痺

著者: 谷口和彦1

所属機関: 1静岡県立こども病院,整形外科

ページ範囲:P.350 - P.350

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 分娩骨折同様,難産により腕神経叢が牽引され麻痺を生じたものをいう。腕神経叢は形態上,扇形を成しているため牽引力は近位に強く働く。分娩麻痺をErb—Duchenne型(上位型)とKlumpke型(下位型)に分けるのが通例であったが,上位型と全型に分けるのが実用的である。両型の区別は手背節背屈筋が効いているか否かで決める(近藤)。従来,Klumpke型と呼ばれていたものは全型の麻痺が上方から回復し,下位の麻痺が残存したものをみていたと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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