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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻4号

1990年04月発行

文献概要

特集 救急手技のポイント Ⅲ.胎児・新生児

新生児けいれん

著者: 本多聡1 柴田隆1

所属機関: 1順天堂伊豆長岡病院,小児科

ページ範囲:P.362 - P.363

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 新生児疾患の中でもけいれんは,生命および神経学的予後に重大な影響をもたらすことが多いため,きわめて重要な疾患のひとつとされている。その発生頻度自体は0.5%前後1)であるが,ハイリスク児においては発生頻度が高く注意が必要である。また,その原因,臨床症状,予後等において年長児とは大きく異なる。新生児けいれんは一見生理的な動きとまぎらわしい場合も少なくないが,けいれんの反復,持続に対しての治療が遅れると,頭蓋内圧上昇,脳血流減少,ひいては脳の不可逆的変化をもたらすため,注意深い観察が必要であり,新生児けいれんはすべて救急処置の対象と考え診断と同時に治療をも開始することが大切がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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