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文献概要
特集 救急手技のポイント Ⅳ.手術損傷
術後イレウス
著者: 植田国昭1
所属機関: 1都立駒込病院,産婦人科
ページ範囲:P.373 - P.375
文献購入ページに移動Ⅰ.術後イレウスの分類
1)癒着性イレウス
術後2〜3週以後におこることが多い。炎症がなければ初期には体温は正常であるが,脱水が進むと次第に発熱してくる。鼓腸や腹痛は限局性のことが多い。
2)絞扼性イレウス 癒着の他に腸間膜血管の血行停止を伴うもので,重篤な症状を呈してくる。腸壊死を発生する危険がある。
1)癒着性イレウス
術後2〜3週以後におこることが多い。炎症がなければ初期には体温は正常であるが,脱水が進むと次第に発熱してくる。鼓腸や腹痛は限局性のことが多い。
2)絞扼性イレウス 癒着の他に腸間膜血管の血行停止を伴うもので,重篤な症状を呈してくる。腸壊死を発生する危険がある。
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