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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻6号

1990年06月発行

特集 抗癌剤の使い方

Topics

婦人科癌に対するNeo-adjuvant Chemotherapy

著者: 薬師寺道明1 西田敬1

所属機関: 1久留米大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.473 - P.475

文献概要

 薬剤のみによる根治療法の確立が癌化学療法の最終ゴールと考えられる。婦人科領域における抗癌剤治療の現況をみると,このことがあながち荒唐無稽な夢とは思えないくらい高い奏効率が報告され始めている。薬剤の有効性の向上は抗癌剤治療そのものにも変革をもたらし,従来まで主として術後に用いられてきた抗癌剤療法を手術前に応用することでそれに続く手術・放射線などの根治的治療を更に効果的なものにしようとするneo-adju—vant chemotherapyの概念が近年では導入されてきている。
 本稿では婦人科癌に対するneo-adjuvant chemothera—pyについて若干の自験例を紹介すると共に,その利点や問題点について概述したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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