icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻6号

1990年06月発行

症例

Rokitansky-Küster-Hauser症候群の二症例

著者: 小林三津子1 曽和正憲1 仲野良介1 永井祐吾2 谷村弘2

所属機関: 1和歌山県立医科大学産科婦人科学講座 2和歌山県立医科大学消化器外科学講座

ページ範囲:P.521 - P.523

文献概要

 先天性腟閉鎖は出生4,000〜5,000例に対して1例の比較的稀な疾患であり,Müller管の発達障害であるRokitansky—Küster—Hauser症候群はその約19%を占めると言われている。今回,われわれは経直腸超音波診断法を使用し,非侵襲的に内性器の状態を知ることにより診断し得たRokitansky—Küster—Hauser症候群の2例を経験したので報告する。
 症例1,2ともに原発性無月経を主訴として当科を受診し,経直腸的超音波診断法で索状の子宮を確認した。2例ともに染色体,および卵巣の内分泌機能には異常はなく,Ro—kitanskv—Küster—Hauser症候群と診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら