icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 乳房

[Overview]乳汁分泌のホルモンによる調節

著者: 青野敏博1 苛原稔1 東敬次郎1 植田敏弘1

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.541 - P.549

文献購入ページに移動
 幼小児期には小さな乳頭のみであった乳房が,思春期になると発達しはじめ,17〜18歳までにはほぼその大きさ,形が完成する。また妊娠中には乳房は著しく増大するが,乳汁の分泌は開始せず,産褥期になってはじめて乳汁分泌が始まり,日を追って分泌量が増加する。乳腺に蓄えられた乳汁は,児の哺乳刺激によって乳管へ射出され,乳房外へも排出される。
 このような一連の現象は,エストロゲン,プロゲストーゲンなどの性ステロイドホルモン,プロラクチンやhPLなどの蛋白ホルモン,オキシトシンなどのペプチドホルモンの動きによって支えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?