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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科44巻8号

1990年08月発行

特集 初期発生学の進歩と臨床

卵管生理に関する最近の知見

著者: 鈴木秋悦1 大柴葉子1 大村伸一郎1 古屋悟1 小松節子1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.627 - P.632

文献概要

 最近卵管の生殖生物学上における意義が再認識されてきている。その理由の一つとして,卵管性不妊への対応として画期的な成果が報告されている体外受精—胚移植法の臨床成績が国際的なサーベイランスにおいても成功率が10〜15%と低く,in vitroにおける条件設定の再評価の必要性が指摘されてきたことがあげられる。
 卵管はいうまでもなく精子と卵子を包括し,受精から着床までを円滑に行わせる環境を提供する重要な役目を負っている(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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